編集後記

■東北大学初のキャンパスネットワークTAINS が誕生したのは1988年のことでした。現在では,TAINS88 と贈り名されたこのシステムは,私たちに教育研究にネットワークが果す重要性,そして,使い勝手向上のための研究の重要さを教えてくれました。その後1995年には,現行のSuperTAINS が誕生。1998年の増強を経て,現在に至っています。SuperTAINS の誕生から7年後の来年春,いよいよoverギガビットを実現する次期TAINS が誕生します。今回のTAINS ニュースは,その予告編として,現在構築が進む次期TAINS への取り組みを中心に編集しました。TAINS 誕生以来十年有余,現在の東北大学における教育研究は,キャンパスネットワークなしでは考えられないといっても過言ではないでしょう。次期ネットワークは,その高速性と使い勝手から,東北大学の情報基盤をハード面からしっかりと担う重要なシステムとなるに違いありません。また,名は体を表わすとの言葉がありますが,次期システムの名称も関心を呼んでいるようです。

 さて,ごあいさつが遅れました。昨年度まで,旧東北大学総合情報システム運用センター広報専門委員会が編集を行っていた本誌は,今号にもありますように,本年4月に東北大学の教育研究に係わる学内の情報基盤の整備,運用,研究開発を行う組織として誕生した「情報シナジーセンター」に編集・発行が引きつがれました。正確には,このセンターに置かれたネットワークシステム学内共同利用委員会の下の広報専門委員会が担当ということになります。これに伴い,委員会の構成も若干入れかわり,私が,昨年度までの柳澤輝行委員長の後を引きつぐ形で委員長をお引受けいたしました。また,この広報誌の名称もSuperTAINS ニュースからTAINS ニュースへと変更をいたしました(長時間の議論の結果であることをお伝えしておきましょう)。更に,情報シナジーセンター発行の他の広報誌と歩調を合わせるため,本紙の判型・デザインを改めました。

 私たち広報専門委員一同は,全学の読者のみなさんの協力を得て,今後も,次期ネットワークに関する情報やネットワークにまつわる様々な話題を的確・適時にお伝えしていきたいと考えています。生まれかわった本紙を,これからもどうぞよろしくお願いいたします。

鈴木陽一記