センターからのお知らせ

SuperTAINS 幹線の老朽化について

 既に,TAINSニュースでも周知されているところではありますが, SuperTAINS の幹線が正常に動作しないトラブルが昨年より度々発生し,ご迷惑をおかけしております。これらのトラブルは SuperTAINS の幹線機器(ATM スイッチ,ATM ルータ)の老朽化によるもので,できうる限り対処いたしてまいりましたが,部品の調達などもままならなくなり,対応ができなくなっております。(詳しくは「TAINSニュース 27号 --- SuperTAINS の今後 ---」をご覧下さい。)なお,既にお知らせいたしましたとおり,TAINS/G が運用を開始しておりますことから,早急に TAINS/G に移行されますようお願いいたします。

   また,事務ネットワークなどの独立したネットワークの移行に関しましては,TAINS との接続部分だけの接続替えだけで全学の事務ネットワークが移行できますので,それぞれの部局での対応は不要です。

   TAINS/G への移行につきましては TAINS ニュース No.27 や本No.28でも関連記事があり,簡便に移行する方法も紹介されておりますのでご覧のうえ,早期の移行をご検討下さるようくれぐれもお願いいたします。

1 コンピュータのシステムの修正についてお願い

 ネットワークセキュリティに関して,コンピュータのシステムやアプリケーションソフトにひそむ欠陥(バグ,脆弱性)を悪用して,何者かが不正に侵入することがあります。これを防ぐために,システム(WindowsやUNIXなど)や各種ソフトウェアの修正情報(アップデート,パッチなど)が製造元からウェブやCDで配布されることがあります。また,重大な欠陥はJPCERT/CCから緊急報告が出ることもあります。

 これらの修正を施さないで使っていると,不正アクセスを受けたり,システムを改ざんされたり,よそへの攻撃に利用される被害があり得ます。TAINS に接続しているコンピュータには修正を確実に適用されるように,お願いします。

参考: JPCERT/CC 緊急報告 http://www.jpcert.or.jp/at/
Microsoft Windows Update http://windowsupdate.microsoft.com/

2 コンピュータのウイルス対策についてお願い

 Windows PCを中心に,メールによるコンピュータウイルスの被害が広く発生しています。必ずしも人為的に到着メールを開いて読んだり,よそへメールを送信しなくても,ウイルスが感染したり,感染を拡大することがあります。

 Outlookなどの欠陥を悪用するものがありますので,Windowsをお使いの方は,前の記事にあるアップデートを確実に施してください。

 また,PCにウイルス対策ソフト(コンピュータウイルスがメールやファイル転送で入ってくるのを検出したり,ウイルスを除去するソフト)を導入することも効果的です。なお,当センターでは今年度に全学的なウイルス対策ソフトの導入も検討中ですが,具体的な実施時期は未定です。

3 サーバの運用についてアクセス記録などのお願い

 コンピュータがインターネットと通信できるようになっていれば,常に不正侵入などの攻撃を受ける危険性が伴います。できる限り適切に管理していても,不幸にして侵入される可能性があり,その場合には侵入の詳細,システムやファイルの改ざん・破壊,よそへの攻撃の活動などを具体的に分析することが必要になります。

 このために,サーバ(UNIXや,Windows2000,XPなども含む)を運用する場合には,日頃からアクセス記録を適切に保存し,また,システムのファイルのリストや複製を保存するような準備を講じておくようにお願いします。

 参考: