編集後記

■私が情報シナジーセンターに異動して約1年が経ちました。当初は,東北大学全域をカバーするTAINS/G の管理に携わるという事実にとても不安でしたが,他のTAINS スタッフの皆さんのおかげで(足をひっぱりつつも)なんとかこのようにTAINS ニュースの編集後記を書くところまでくることができました。この間,さまざまな出来事がありました。その中の一つで色々と考えさせられたのが,今号でも取り上げられています「ファイル交換ソフト(いわゆるP2Pソフト)を利用した著作権侵害行為」への対応でしょうか。「どんな素晴らしい技術も使う人や使い方によって,良き物にも悪しき物にも成りえる」という事が実感できる出来事でした。
 また現在,TAINS/G における無線LANローミングについてのシステムの構築と解説記事を執筆中です。これに関しましては,次号以降で掲載する予定ですので,興味のある方は是非よろしくお願いいたします。

(今)


■新人として情報シナジーセンターに配属されてから半年になります。以前は,利用者側の一人としてネットワークを利用し,その利便性を享受してきましたが,いざ自ら管理者側の立場に立つと,今までまったく見えなかった部分であるネットワーク管理の大変さがよくわかります。ソフトウェアの部分では,P2Pソフトによるネットワークの不正使用,セキュリティ管理の甘さから発生するパソコンのウイルス感染やサーバへの不正アク セス,世界中から送られてくるスパムメール等の問題への対処。ハードウェアの部分では,ケーブル,ルータ,スイッチ等の障害への対処。一人の利用者として,普段当たり前のように利用していたネットワークも管理者側の立場になると,ハードウェアとソフトウェアの組み合わせで成り立っていることを実感させられます。現在,TAINS スタッフの皆さんに助けられながら仕事をしている段階ですが,よろしくお願いいたします。

(A.N)