編集後記

■学内からのSPAM 発信や不正アクセスが後を絶ちません。学外から苦情が寄 せられたり,偶然に発見されるなど,情報シナジーセンターが把握できる分 だけでも月に10件程度はあります。実際はこれよりはるかに多くのインシデン トが発生していると思われます。これらのSPAM 発信や不正アクセスのほとん どが,ウィルスやワームによるものです。外で感染したノートPC が持ち込ま れる場合もありますが,少々気になるのは,実験用の PC や WS が感染してい るというケースです。監視が疎かになりがちな上に,安易に常時稼動させてい る PC/WS は,大変危険なものです。まず,基本は研究室に閉じたネットワーク にすること。その上で,日常的に使う端末を厳選して学内ネットワークへの接 続を許可するといった取り組みが必要でしょう。今後,この種の問題に関する 広報を強化していく必要がありそうです。

(HG)


■学内も法人化の影響が徐々に出始めつつあるようです。まだまだ劇的?な変 化ではありませんが,組織の見直しなどの静的な形で具体化されているようで す。本センターも情報シナジーセンター事務部が7月1日より,本部事務機構情 報部に組み込まれ,「情報部情報基盤課」と名称を変更いたしました。これから スーパーコンピュータやネットワークなどを担当いたしますので,引き続きご 支援をよろしくお願いいたします。また,変化は組織だけではなく,ネットワーク 整備で唯一の財源であった補正予算も当分の間期待できない可能性が高く,その 財源をどこに求めるかが今後の課題になりそうです。本センターといたしまして も,ネットワーク関係の全学的な委員会などで,委員の方々と知恵を出し合い 努力してまいりますが,皆様におかれましてもより一層のご理解とご協力をお願 いいたします。

(ch)