東北大メールの運用開始について
情報シナジー機構 村上忠
1 東北大メールの概要
「東北大メール」は,これまで教職員が利用しているメールシステムに加えて,2015 年4 月1 日から,東北大学教職員が利用する新たなメール環境です。事務組織等からの業務連絡に利用され,2015 年5 月18 日からは,電子メールでの大学から教職員への業務連絡は,東北大メールを利用して行われます。
東日本大震災の際に情報伝達に苦慮した反省を踏まえ,大学キャンパスの外に設置されているデータセンタでの運用を行うことによる災害時対策もしており,安全で利便性の高いメール環境です。
2 主な機能・特徴
従来のメールソフトやWeb ブラウザはもとより,スマートフォンからのメールの送受信も可能となりました。
また,便利なメール本文へのファイル添付機能とは別に,メール送信者がアップロードしたファイルを,多人数で共有できる機能も有しているため,大容量のファイルを多人数に一括して送信する際に有用です。
3 アドレス体系
東北大メールアドレスは,「英字名. 英字姓. 補助部@tohoku.ac.jp」というルールで生成されます。
| (例)伊達政宗 → |  |
※ 補助部とは,「英字1 文字+数字1 文字」から生成されるランダムなものです。同姓同名の方を識別するため,設けております。
4 期待される効果
東北大メールは,下記の効果が期待できます。
- 大学としての統一的なメール環境の提供
- 一定基準を満たしたセキュリティ対策
- 独自運用部局の導入・運用コストの軽減
- サポート業務の負荷軽減
最終的には,東北大学教職員への業務連絡の標準的手段となることを目標としております。
5 参考:システム構成図
データセンタを日本国内で運用している,株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ) のクラウドサービスを利用します。
メールサーバを全て大学キャンパスの外に置くことで,大規模災害等により大学のネットワークの機能が停止した場合でも,継続してメールサービスの提供が可能です。
