学内WWWあんなページこんなページ 第1回

医学部耳鼻咽喉科学教室

日本語版 http://www.orl.med.tohoku.ac.jp/index-j.html
英語版  http://www.orl.med.tohoku.ac.jp/index-e.html

医学部耳鼻咽喉科 高坂 知節
takasaka@orl.med.tohoku.ac.jp

〜 編集部から 〜
 今号からの新しい連載企画として,東北大学内の研究室などのホームページを 紹介する「学内 WWW あんなページ こんなページ 第1回」を はじめることといたしました。 第1回目の今回は,医学部耳鼻咽喉科のページです。 これからも毎号,学内の興味深いページを紹介してまいります。 自薦他薦は問いません,みなさまからの情報をお待ちしております。

1 なぜWEBページが必要なのか

 学内のWEBページ事例紹介記事の第1号に選定して下さり,大変光栄に思います。 1996年2月に公開したものの,現在も構築中の,まだまだ未熟なものですが, これを機会に,各方面からの助言をいただきたく,ここにご紹介申し上げます。
 耳鼻咽喉科学教室の場合,WEBページの作成は,避けて通れないものでありました。 1991年から,毎年1回の定期的な国際シンポジウム(Sendai Ear Symposium)を 主催することになり,その情報提供の必要にせまられたからです。 このシンポジウムは,聴覚などの耳科学に関する基礎的な研究を討論する, 主としてアジアの研究者を対象に始めたものです。 既に6年を経過して,世界的にも広く認められる国際学会になってきました。 このシンポジウムの情報を,インターネットを通して, 早くから世界に発信していたことが,本シンポジウムの存在を, 世界にいちはやく知らしめる契機となったことは間違いありません。

2 誰がWEBページの作成に当たったか

 WEBページは,作る人の考え方によって,様々な形を取ることはご存じの通りです。 耳鼻咽喉科では,前にも述べましたような動機がありましたので, 責任の持てる者が作成に当たるのがベストであろうと考え,全くの素人である私が, 試行錯誤を重ねて,テキストをめくりながら構築を始めました。作成の基本路線は,
  1. 日本語と英語の二本立てとする
  2. 耳鼻咽喉科学教室のアカデミックな情報提供をメインとする
  3. 仙台耳科学シンポジウムの速報と詳しい会議録を提供する
  4. 国内外の耳鼻咽喉科学教室や研究所とリンクを張る
  5. 日本耳鼻咽喉科学会宮城地方部会の情報提供を行い,ここでは一般向けの 医療情報提供も行う。
などです。

3 WEBページの構成はどうなっているか

 まず,ドメイン名 orl.med.tohoku.ac.jp を医学部のネットワーク担当の方に 割り当てていただき,標題にあるURLで公式のWEBページを公開することにしました。 また,これらを東北大学のインターネット資源一覧のページに登録していただきました。


図 1: 日本語版トップページ


図 2: 英語版トップページ

 WEBページの顔にあたる,最初のページには,タイトルの下に当教室のシンボル マークともいえる,耳の蝸牛の中の感覚上皮 ``Organ of Corti'' を添えて, 華やかな雰囲気を出すように工夫しました。 このスキームは,教室の高橋辰(エール大学留学中)の筆になるもので, このページを訪れる方々にかなりのインパクトを与えているようです。 図 1 は日本語版,図 2 は英語版のトップページです。
 このスキームの下には,最新情報,教室の歴史,教室構成員,研究プログラム, 主要業績(1996,1995-93,1992-90),仙台耳科学シンポジウム,宮城県地方部会, リンク先WEBページリストなどのページを示すタイトルが並んでいます。 たとえば,前にも述べましたように,WEBページを作る大きな動機となった仙 台耳科学シンポジウムのタイトルをクリックしていただければ,プログラムだけ ではなく,講演記録集の内容や,参加者の集合写真も見ることができます。 この情報は,海外からのアクセスを考慮して,英語でも同様に提供しています。
 また,最新情報をクリックしますと,本年の第7回仙台耳科学シンポジウムの予告が, そのプログラムとともに掲示してあります (*1)。 このような情報は,韓国や台湾, 中国の研究者などが出発前に知ることが出来ますので,貴重な情報となっております。 いずれは,電子メールでの演題申し込みなどを実現していきたいと考えております。

4 WEBページを公開してのメリットは?

 現在,京都大学,岡山大学,九州大学の各耳鼻咽喉科学教室で, WEBページを公開しており, リンクを通して交流を深めながら情報交換に役立てています。 また,最近の流行である自己評価のための資料を,絶えず準備していることになり, 資料の提供を求められても,何時でも応じることが出来る態勢になっています。 このようなことは,以前には考えられなかったことで, WEBページ作成の一大メリットといえると思います。
 以上,取り留めのないことを書き並べましたが,本文が,WEBページに 関心を持っておられる方に,少しでも有用な情報となれば幸いです。

[注釈]
*1 今年の仙台耳科学シンポジウムは4月20日からの開催です。 この記述は原稿執筆時点のものです。


www-admin@tohoku.ac.jp
pub-com@tohoku.ac.jp