電子メールサービスおよびPPP利用のFAQ

総合情報システム運用センター 運用係 大沼 忠弘
oonuma@tains.tohoku.ac.jp
総合情報システム運用センター 運用係 遠藤 美奈子
minako@tains.tohoku.ac.jp
 昨年度から大型計算機センターセンターの利用者と東北大学の構成員を対象にして, 電子メールおよびPPPのサービスを行っています。
 運用を開始してから約1年が経過して, その間様々なご質問をお受けいたしました。 (お問い合わせいただいて,ありがとうございました。) その際の質問と回答の一例を皆様にご紹介いたします。 今後利用するにあたって,参考になさって下さい。

1 案内編

Q. telnetで接続してhelpで利用案内等を見ようとしましたが, 文字化けして見られませんでした。 どのようにしたら,見ることが出来るようになるのか, 教えて下さい。

A. helpを入力した後に,

このメッセージが読めますか?[JIS](yes/no)
とでると思います。 その際にお使いのtelnetのCode 設定がJISでない場合 文字化けします。 ここで no と打ち込んで頂ければ, こんどはEUCで
このメッセージが読めますか?[EUC](yes/no)
と出ます。 さらにS-JISが出ます。 正常に見られるところで yes と入力してください。

Q. 利用申請と利用案内は「メールサーバ(mail.cc.tohoku.ac.jp)に telnetで接続し,login: help と入力して下さい」 というメッセージがあったが, その接続の仕方が分からないので,教えていただきたいのですが。

A. telnet で mail.cc.tohoku.ac.jp へ接続すると

login:
と表示されますので ,そこで help と入れます。 telnet は,UNIXのワークステーションから利用できます。 または,Macintosh やWindows でも, telnet のソフトウェアがあります。 もしtelnetを利用できない場合には, お近くでtelnetを使える(telnetをパソコンなどに入れている) 方のところで見ていただけませんでしょうか。 利用するにはtelnetは不要です。

Q. 登録申請をしたのですが,パスワードが発行されていません。

A. 現在,申込みが大変混み合っておりますので, 約2週間程度お時間を頂くようになります。 登録が終了しました時点で,連絡先の確認も含めまして, 電話でパスワードを発行いたします。 また,2週間後に総合情報システム運用センター mail.cc.tohoku.ac.jp登録担当まで電話(青葉山3437)を頂ければ パスワードを発行いたします。

Q. IDを考える場合,制限はありますか?

A. 大変申し訳ありませんが,システムの都合上 ID名は3文字から8文字まででピリオド(.)はお使い頂けません。 ハイフン(-)はお使い頂けます。

2 技術編

Q. e-mailの転送機能を使用できますか?

A. 一般的な話として, Aというサーバ(UNIXワークステーション)へ届いたメールを Bというサーバへ転送して合流させる方法があります。 その設定は,利用者ごとに各自で設定・解除し, その作業は世界中のどこからでも (インターネットに到達できれば)可能です。 その方法は,A サーバのほうで,.forward というファイルに B サーバ(転送先)のアドレスを書いておきます。 設定の例ですが,転送先の B サーバでのメールアドレスが atarasii@serverb.xxx.yyy-u.zz だったとします。 この場合には,A サーバに telnet で接続して,

echo atarasii@serverb.xxx.yyy-u.zz > .forward
というコマンドを1回,実行してください。 それ以降に到着したメールが, 設定したメールアドレスへ転送されます。 転送を取りやめるには,おなじく A サーバに telnet で接続して,
rm .forward
というコマンドを実行してください。

Q. newsに対するリプライメールがmail.cc.tohoku.ac.jp の方へ 届くようにgnusなどを設定することはできるのでしょうか?

A. newsを投稿するときに “Reply-To: XXX@mail.cc.tohoku.ac.jp” または“From: XXX@mail.cc.tohoku.ac.jp”の項目を ヘッダ(例えば,Subject: の下)に追加しておけば, その記事にreply すると, ここで指定したアドレス先へ送られるようになります。

3 サービス利用編

Q. POP について教えてください。

A. 電子メールを利用するのに, メールサーバ(電子メールの配送基地)の機能をもつ UNIXコンピュータで直接に行うのではなく, パーソナルコンピュータから間接的に行うことができます。 このとき,メールサーバ→パソコンの受信にPOP方式を, パソコン→メールサーバの発信にSMTP方式を利用します。 パソコンは,TCP/IP方式でネットワークへ接続され, また,POPクライアントと呼ばれるメール用の ソフトウェアを備えている必要があります。 これには,WinBiffやEudoraなどがあります。 POP方式でメールサーバを利用する場合, 以下のデータを設定します。

POPサーバ    mail.cc.tohoku.ac.jp (130.34.40.40)
SMTPサーバ   mail.cc.tohoku.ac.jp (130.34.40.40)
ドメイン    mail.cc.tohoku.ac.jp

Q. なぜ,fingerデーモンによるサービスを行わないのでしょうか?

A. fingerを使って状況を調べたり, あるいは.planファイルで情報提供できるのは, 確かに便利な機能と思います。 ところが,現代では,他人のコンピュータに侵入するときに, 侵入口を探す基本的な方法に,外部からの finger が使われます。 利用者(アカウント)について,存在や,本名,接続元, 利用頻度などの情報を,外部から検索できるからです。 そのため,セキュリティ対策の指針では, fingerによるアクセスの記録を残して 部外者からの検索がないか調べることや, fingerデーモンを動かさないことを勧めています。 mail.cc.tohoku.ac.jp のような,広範囲の他人が集まり, それらの方々をお客様としてサービスを提供しているホストでは, そのような安全性への配慮と, お客様のプライバシーを守る意味も有り, fingerデーモンを動かさないのが最適であると判断されます。 共同利用するコンピュータを安全に運用するために, 避けられない選択ですので,ご理解をお願い致します。 なお,自分宛のメールの到着をチェックするためには, POPを利用するソフトをご利用になるよう,お願い致します。

Q. ERR Unable to copy mail spool fileto temp pop dropbox /usr/mail/.xxx.pop エラーが出て,接続できないのですが。

A. mail.cc.tohoku.ac.jpは1台のマシンに 現在約1900人という利用者が共用して使用しています。 そのためディスク容量の問題が慢性的に発生しているために, 現在のところ一人当たりのディスクを使用できる容量が 1MB(フロッピー1枚分程度)に制限しております。 添付ファイル付き電子メールや バイナリデータファイル付き電子メールなどの受信を行わないよう ご協力下さい。 では,このような場合どうすればよいかですが, 方法は2つあります。

1) 自分で直す。
telnetでmail.cc.tohoku.ac.jpに接続して mailまたはmailxコマンドでメールを読みながら 消去して,1MB以下にする。
2) システム管理者に連絡する。
但し,管理者といえども個人の電子メールの 中身を確認することはできません。 メールスプールにあるファイルを 全て消去することをご了承なさってから 連絡して下さい。 2) を選択する場合は, operator@mail.cc.tohoku.ac.jp または総合情報システム運用センター  (青葉山3437)にご連絡下さい。

Q. メールを送ろうとして,コマンドラインで 相手方のメールアドレスを入力しようとすると, @(アットマーク)のところで改行してしまうのですが?

A. 「@」は,その文字自体の意味の他に, UNIX の種類によっては「行取消」の意味が 与えられていることもあります。 mail.cc.tohoku.ac.jp の UNIXも,それに該当します。 これはtelnet などで接続してから 別の設定に変更することも可能ですが, ただし,login: と Password: に対しては (変更のコマンドを実行する以前のために)変更ができません。 「@」の行取消の意味を無効にするには, stty コマンドで別の設定をする(stty kill ^- など)か, または,「@」の前に「\」キーを入れます。 例えば,「ABC@DE」を入力するには「ABC\@DE」と キー入力します。 パスワードには「@」を入れないようにしてください。

4 アクセスサーバ編

Q. 個人の自宅のコンピュータから通常の電話回線を通じて メールのやり取りをしたりできるのでしょうか?

A. 電話番号 217-3128 でターミナルサーバ兼PPPサーバを 運用しています。 利用時には,mail.cc.tohoku.ac.jp と同じ 利用者名・パスワードを使ってください。 PPP接続は,チャットスクリプト無しのPAP方式, または,チャットスクリプトの中でpppコマンドを使う方法の どちらかで使ってください。

 お問合せは,下記までお願い致します。

東北大学総合情報システム運用センター・運用係
  電話    (022) 711-3412
  FAX     (022) 262-3422
  Email:   tains@tains.tohoku.ac.jp


www-admin@tohoku.ac.jp
pub-com@tohoku.ac.jp