PPPの設定 —Windows95編—

総合情報システム運用センター運用係 佐藤多佳子
takako@tains.tohoku.ac.jp

1 はじめに

 総合情報システム運用センターでは,mail.cc.tohoku.ac.jpの利用者を対象にPPP (*1) サービスを行っています。 PPPで接続することにより,自宅からTAINS(telnet,mail,WWW)を利用することが できます。
 PPP接続を行うには,
モデム,電話回線(携帯電話,PHSも可)
が必要です。また,


mail.cc.tohoku.ac.jp,bureau.tohoku.ac.jpへのアクセスポイントは総合情報システム運用センターへお問い合わせ下さい。
指定するネームサーバアドレス は 普段お使いの各部局のもの
(もしわからなければ,プライマリDNS 130.34.11.123
           セカンダリDNS 130.34.11.111 を指定)
となっています。
 ここでは,Windows95で,mail.cc.tohoku.ac.jpにPPP接続を行うための設定方法 を説明します。

2 ダイヤルアップネットワークのインストール

 デスクトップ上の[マイコンピュータ]をダブルクリックして開き,以下の手順で [ダイヤルアップネットワーク]をインストールします。
 [コントロールパネル]より[アプリケーションの追加と削除]をダブルクリック します。


図 2-1: [コントロールパネル]より[アプリケーションの追加と削除]

[Windows ファイル]タブをクリックし, [ファイルの種類]ボックス中の[通信]をチェックし, [詳細]ボタンをクリックします。


図 2-2: [アプリケーションの追加と削除]のプロパティ

[ファイルの種類]ボックス中の [ダイヤルアップネットワーク]をチェックし, [OK]をクリックします。


図 2-3: [通信]

[アプリケーションの追加と削除]の画面に戻りますので,[OK]をクリックします。

3 TCP/IPプロトコルの追加

 [コントロールパネル]より,[ネットワーク]をダブルクリックします。
 現在のネットワーク構成のリストに[TCP/IP]がない場合は,以下の手順で [TCP/IP]プロトコルを追加します。
 [追加]ボタンを押します。


図 3-1: [コントロールパネル]の[ネットワーク]

[プロトコル]を選択し,[追加]をクリックします。


図 3-2: ネットワーク構成ファイルの追加

[Microsoft]の[TCP/IP]を選択し,[OK]をクリックします。


図 3-3: ネットワークプロトコルの選択

このように表示されればOKです。


図 3-4: ネットワークの設定・設定後

設定後,再起動してください。

4 [ダイヤルアップネットワーク]の設定

 デスクトップ上の[マイコンピュータ]を開き[ダイヤルアップネットワーク]を ダブルクリックします。
 [新しい接続]アイコンをダブルクリックします。


図 4-1: [マイコンピュータ]から[ダイヤルアップネットワーク]

[接続名]に名前(ここでは[TAINS]とします)を付け, [次へ]をクリックします。


図 4-2: [新しい接続]接続名

電話番号を設定(mail.ccのPPP接続サービス用の番号を入力)します。


図 4-3: [新しい接続]電話番号

 [ダイヤルアップネットワーク]フォルダに[TAINS]というアイコンが 作成されました。


図 4-4: [TAINS]アイコン

作成した接続のアイコン(ここでは[TAINS])をマウスの右ボタンでクリックし, ショートカットメニューの[プロパティ]をクリックします。
この中の電話番号に間違いがないことを確認した後,[サーバの種類]ボタンをクリ ックします。


図 4-5: [TAINS]の[プロパティ]

[サーバの種類]ボックスでは,[PPP: Windows95,WindowsNT3.5,インターネット] を選択します。
[詳細オプション]は,[ソフトウェアを圧縮する]のみをチェックします。
[使用できるネットワークプロトコル]は,[TCP/IP]のみをチェックします。 ([NetBEUI]と[IPX/SPX互換]のチェックボックスはオフにします)


図 4-6: サーバの種類

続いて[TCP/IP 設定]ボタンを押します。
ここでは,[サーバが割り当てたIPアドレス],[ネームサーバアドレスを指定] を選択し,

プライマリDNS と,セカンダリDNS
(普段お使いの各部局のもの。もしわからなければ,
  プライマリDNS 130.34.11.123
  セカンダリDNS 130.34.11.111
を指定)
を設定し,
[IPヘッダー圧縮を使用], [リモートネットワークでデフォルトのゲートウェイを使用]
をチェックします。


図 4-7: TCP/IP設定

5 接続

 以上の設定を行い電話回線と接続されていることを確認した後, [ダイヤルアップネットワーク]の新しいアイコン(ここでは[TAINS]) をダブルクリックし起動します。
 [接続]というダイアログが開きます。 [ダイヤルのプロパティ]をクリックし,電話回線の種類を設定します。 (プッシュホン回線ならば[トーン],ダイヤル回線ならば[パルス]を指定します)
 ユーザ名とパスワードを聞いてきますので, 利用申請によって取得したアカウント名とパスワードを入力します。(図5-1)
 接続が成功すると,[…bpsで接続]などと表示されます。(図5-2)


図 5-1: 接続ダイアログ


図 5-2: 接続成功

 後は,WWW,Mail,NetNEWS,Telnetなどのアプリケーションをイーサネット接続の 場合と同じように利用することができます。
 ダイヤルアップネットワーク(PPP)を終了するには, まずWWW,Mailなどのアプリケーションを終了させた後, [切断]ボタンを押してください。


図 5-3: 次回からの接続

[注釈]
*1 PPP(Point to Point Protocol):イメージとしては電話回線を用いて TCP/IP接続を行うようなもの


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