学内WWWあんなページこんなページ 第8回

東北大学医学部小児科ホームページ

http://www.ped.med.tohoku.ac.jp/
東北大学医学部小児科 鈴木 保志郎
 我が東北大学医学部小児科ではホームページ(HP)を平成7年11月に立ち上げ,平成8 年以降本格的に運用を開始しています。当時はWWWを用いたネットワークの運用がま だ全盛ではなく,TelnetやFTPが主流の時代でしたし,ネットワークも今程高速では なかったために,まず自分達のコンピューターから文献検索ができればと言った主旨 で立ち上げました。そのため,比較的クローズなホームページ(HP)であり,機能重 視したものでありました。
 その後,東北大学のネットワークが整備され,SuperTAINS 化され,さらに世界中 が,HPを立ち上げるようになり,当科も少しずつHPの充実をはかってきました。
 まず,当科のTop pageである http://www.ped.med.tohoku.ac.jp/index-j.htmlは, 一般の方が閲覧できるように教授挨拶,外来情報,それに先頃まで朝日新聞に掲載さ れていました当科教授執筆の「健康カルテ・小児科編」のページを掲載し,さらに, こどもの健康全般に対する質問がメールで当科に送れるような形式をとっています。 また,近日着工予定である「こども病院」に関する情報や,毎年夏に蔵王で開催され る難病キャンプ「ガンバレ共和国」の情報を掲載しています。
 ここまでは一般向けの情報ですが,当科で現在,特に力を入れているのはメーリン グリスト「日本小児科医電子メールカンファレンス(JPMLC)」とそのHPです。JPMLCは 当科のHPが立ち上がって間もなくより発足させたものですが,当初はほとんどが東北 大学医学部小児科医局員で構成され,構成メンバーも25人程でしたが,インターネッ トの普及にあわせて,現在全国の各大学,開業医の小児科医の参加が400名を超え, さらに参加者が増加中の日本で唯一,最大のインターネット上の小児科医のメーリン グリストのHPとなっています。先日,4月25日には日本小児科学会総会(東京国際 フォーラム)で小児科学会総会のサテライトミーティングとしてJPMLCの第1回オフ ライン会議が開催されました。


図 1: 東北大学医学部小児科ホームページ

 このJPMLCは当初は小児科全般についてディスカッションされていましたが,小児 科内での専門性を生かしたディスカッションの必要性を感じ,現在,お知らせメーリ ングリスト,症例検討,小児科全般ディスカッション,パソコン情報,小児神経疾患 ディスカッション,新生児疾患ディスカッション,小児血液疾患ディスカッション, 小児循環器疾患ディスカッション,小児内分泌疾患ディスカッション,小児腎・泌尿 器疾患ディスカッション,小児肝・消化器疾患ディスカッション,小児アレルギー疾 患ディスカッションの各メーリングリストに細分化し, http://jpmlc.med.tohoku.ac.jp/forums.html で自分の参加したいメーリングリスト を選択し,それぞれの分野で活発なディスカッションが展開されるように設定されて います。
 また,http://www.ped.med.tohoku.ac.jp/nyukyoku/index.html は当科入局希望 者が閲覧するページとなっており,当科の各研究グループの紹介を掲載しています。
 以上はみなさんが気軽にアクセスできるページですが,アクセス制限のある小児科 医局内のページの機能はトップページが小児科内の伝言板となるように,小児科内の メーリングリストをサーバの機能により自動的にhtml化して掲載し,メールが見られな い環境でも直接連絡が受け取れるようにシステムを構成しています。また,医局員の 文献検索が容易に行えるよう,IDとパスワードの自動転送機能を備えたホームページ を準備することにより,本学図書館の運用するMedlineによる文献検索システムに容 易にアクセスできるページや,毎週当科で行っているモーニングカンファレンスの PDFファイルによる資料掲載,さらには医局内基本取り決め事項の掲載など,小児科 医局員が診療,研究していく上で必要な情報を迅速に取り出せるようなページを作製 しております。
 以上,当科のHPについて紹介させていただきました。子供の健康について興味がお 有りの方はぜひアクセスしてみて下さい。


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