Windows2000でのコンピュータ名の設定について

TAINS利用研究会 MS-Network研究グループ
ms-network@ayanami.riyou.tains.tohoku.ac.jp
 Windows2000において,コンピュータ名とFQDNを別の名前で設定することができないという仕様変更があり,現在のSuperTAINSにおける技術要件(TCP/IPによるホスト名と,NetBIOSによるコンピュータ名を個別に設定する)を満たせないことが判明しました。従いまして,暫定的ではありますが,各部局にてWindows2000を利用される場合,コンピュータ名は次のように設定していただくよう,お願いいたします。
 設定の変更方法は次の通りです。ここでは,[blue.bukyoku.tohoku.ac.jp]というマシンの場合についてお知らせします。
 マイコンピュータを右ボタンでクリックし,プロパティを開きます。でてきた画面で,「ネットワークID」をクリックします。さらにここで「プロパティ」をクリックします。下の図がでてきます。


図1:「識別の変更」画面

 ここで,マシン名(一つ目のピリオドの前の文字まで:ここの例ではblue-bukyoku)だけをいれます。ドメインについては,すでに参加しているドメインを入力してください。新しいドメインの作成には申請が必要ですので,ご注意ください。入力後,「詳細」を押します。下の画面がでてきます。


図2:DNSサフィックスの設定

 ここで,ドメイン名(一つ目のピリオドから後すべて:ここではbukyoku.tohoku.ac.jp)を入力し,「ドメインのメンバシップが変更されるときにプライマリDNSサフィックスを変更する」のチェックをはずしてください。なお,このとき,NetBIOSコンピュータ名が,[BLUE-BUKYOKU]となっていることを必ず確認してください。ここでOKを押すと次のような画面に切り替わります。


図3:変更された「識別の変更」画面

 フルコンピュータ名が,[blue-bukyoku.bukyoku.tohoku.ac.jp]になっていることを必ず確認してください。これで設定は終了です。なお,ファイル共有などを行う際は,かならずパスワードをかけるようにしてください。
 Windows2000では,アクティブディレクトリという機能が搭載されており,この機能を用いることで階層的にコンピュータを管理できるようになります。これにより,FQDNとコンピュータ名を同一にしても,SuperTAINS内で問題なく運用できることが期待されています。
 現在,MS-Network研究グループでは,その挙動並びに運用方法について実験を重ねております。暫定的な設定をお願いする期間は,実験の結論並びに安定運用のための設定が判明するまでとなりますが,判明次第,MS-NetworkのホームページならびにSuperTAINSニュースでもお知らせいたします。また,それに合わせ「Windowsでらくらくインターネット」も改訂・出版いたします。


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