一方で,ネットワークは研究やビジネスだけの道具ではなくなり,例えば家庭の暮らしでも電気,水道やテレビのような存在になるように思います。市民生活のほうが先に,より高度な技術を採り入れたシステムを使う場面も増えてくるでしょう。そうなると,大学が最先端のネットワーク技術を開発し利用していくときに,とくに応用面では情報家電のようすも参考にする必要が出てきて,将来のネットワーク計画はたいへんだろうなぁと思う,今日この頃です。(そ)
■最近の世界は人間とその社会に関する近代的概念を超えています。だれが不特定多数の人間が情報の発信者と受信者になれる世界が一気に花開いているこの現状を想像できたでしょう。インターネットを用いた瞬時の情報収集と積極的な発信,目もくらむばかりです。どう活用してゆくかが問われています。研究・教育者としては,この魅力のために依存症のような状態とどう折り合いを付け,学術に
この高度なネットワーク情報技術を活用する前提として,利用者の陰に隠れながらも基盤のハード・ソフトの両面からしっかりと支えている組織,素敵な縁の下の力持ちがいることを全学にそして全国や世界に知ってもらい協力してもらう必要があります。各部局と全学の情報関連の有志や総合情報システム運用センターの方々です。特に,このSuperTAINS ニュースを発行している広報専門委員会のメンバーは若くてエネルギッシュで,信頼感,連帯感あふれる組織です。ここでは,E-mailで意志の疎通を図っていて極めて迅速で活発です。全学的には「情報シナジー機構」のように,いまだほとんどモデルのないものを何とか実あるものにしようとする,壮大な企画も行われてます。連帯の核にこのエネルギーと誠実さがあるかぎり,今よりもっと素敵で有益なものが絶対に出来るはずです。
これまではもっぱら利用者でしたが,この度,広報専門委員会の委員長を仰せつかり,皆さんのお役に立てればと存じてます。何しろ好奇心
■−訂正−
SuperTAINSニュース No.22(冊子体),p.28 奥付について
編集委員名簿中に,大学院法学研究科 芹澤英明先生のお名前を記載いたしましたが,先生は本年3月末日をもって編集委員の任を終えられており,記載は誤りでした。
以上訂正するとともに,芹澤英明先生,読者のみなさまに深くおわび申し上げます。