TAINS 内 Parent Cache Server実験開始 のお知らせ

TAINS 利用研究会 Cache実験グループ

1 TAINS 内 実験 親キャッシュサーバ 実験開始について

 最近,Internetのトラヒックの増加への対策として, 階層型のキャッシュサーバが注目されており, 学内でも実験的に立ち上げているところがあるようです。
 そこで,学内での効率的なキャッシングのために,東北大学の親サーバを立ち上げ, 利用できるようにしました。
 まずは実験的な位置付けとして ML も立ち上げましたので, お気軽に参加してみてください。
[Server Data]
┌─────────┬───┬─────┬────┐
│hostname     │type │http_port │icp_port│
├─────────┼───┼─────┼────┤
│cache.tohoku.ac.jp│parent│3128   │3130  │
└─────────┴───┴─────┴────┘
※ この表は,cache.tohoku.ac.jp が parent タイプとして 3128 番のポートで HTTP のリクエストを,3130 番のポートで ICP のリクエストを受け付けるという 意味です。

※ 例えば squid.conf では,

#specify "cache.tohoku.ac.jp" as a parent in a hierarchy.
cache_host cache.tohoku.ac.jp  parent   3128 3130
と記述してください。

2 バックグラウンド

 近年の Internet の普及に伴い,ネットワークのトラヒックの増加と, レスポンスタイムの低下が大きな問題となっています。 今後もこの傾向は続くものと予想され,現在なんらかの対策が必要となっています。
 そこで,いったんネットワークから取り寄せて近くまで持って来た データを貯めておき,そのデータを複数の人々の間で再利用して,ネットワーク上の トラフィックを減少させ,同時に短時間でデータを得ることが考えられました。 このように,取って来たデータを貯めておくことを,キャッシュといいます。
 そして,更にキャッシュを効率よく使用する事を目的として,Cache hierarchy (階層型キャッシュ) が考えられました。 これはネットワーク上に存在する複数のキャッシュサーバを階層的に接続し, 相互にデータの交換を行うシステムです。
 TAINS Cache 実験グループ では,階層型キャッシュに関して現在のところ 有力な候補である squid を用いて,学内で独立に運用されている cache サーバを統合し,効率的な運用体制のための実験を行うことを目的としています。
 TAINS Cache 実験グループでは,ホームページ上で
(http://www.nemoto.ecei.tohoku.ac.jp/cache-tains/), キャッシュに関する様々なお知らせを行っております。ぜひご覧ください。

3 キャッシングやキャッシュサーバに関する情報

文責: 太田耕平(情報科学研究科 根元研究室)
kohei@nemoto.ecei.tohoku.ac.jp
松井健一(情報科学研究科 根元研究室)
matsui@nemoto.ecei.tohoku.ac.jp


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